古見硝子役

古賀 葵

KOGA AOI

Q1.本作の印象

まず作品を手に取った時に、タイトルと表紙絵を見て「あ、この女の子何かあるな。」「この作品一癖あるぞ?」という、表紙だけで興味をそそるインパクトがありました。
タイトルの"古見さんは、コミュ症です。"の様に、そのキャラクターが一発でどんな子かわかるキャッチフレーズがあるのも面白いなぁと思いましたし、学生時代多くの人が体験したことのあるシチュエーションのリアルさに、「わかる!!」っとめちゃくちゃ共感しちゃって、気づいたらどんどん先に読み進めていました。
"個性"の強いキャラクターが沢山出てくるのですが、つい自分の中でマイナスに捉えがちな部分、人に見せたくない、知られたくないなと思う様な部分も、この作品ではポジティブな意味の"個性"として描かれていて、「こんな自分でも受け入れていいのかも…」と思わせてくれたり、悩んでいる方の背中をぽんっと押してくれる、勇気を貰える様な作品だなと思いました。

Q2.演じるキャラクターの印象と意気込み

側から見るとクール美人で、誰もが憧れる高嶺の花な存在。でも実際はコミュニケーションをとるのがものすごく苦手で、話しかけられた時に、決してそんなつもりはないのに、相手を怖がらせてしまったり、"本当の自分"と"周りが勝手に作り上げた自分"とのギャップに古見さん自身、ついていけず戸惑っていたり、本当は仲良くなりたいのに言葉が上手く出てこない。それでも一生懸命頑張る姿がすごく切なくて健気で愛おしくて…と、彼女を知れば知るほどそんな思いが募ってしまい、すっかり魅力にハマってしまいました(笑)。
古見さんは見ているといつの間にか勇気を与えてくれる子で、色んな方の心を自然とぽかぽかさせる力があるなと思います。彼女のゆっくりでもしっかり、一歩ずつ前に進んで行く姿、そして少ない言葉の中で彼女の想いや、温かさをしっかりと紡いで行ける様、精一杯努めて参ります。